サントアンヌ号と記憶の摩天楼

 ポケモンのサントアンヌ号といえばトラックである。サントアンヌ号が停泊している期間限定マップで、その時点では手に入らないはずのなみのりを使うとトラックが停車している陸地にたどり着ける。ここにしかチップが使われていない謎のトラックである。他のポケモン都市伝説に漏れずこのトラックの下にミュウがいるとかこのトラックに乗るとみなみアフリカに行けるとかそんな噂を聞いたことはあるだろう。
 後のリメイク作であるファイアレッド・リーフグリーン、レッツゴーピカチュウ・イーブイでも律儀にトラックが止まっている。この「その場所にしか存在しないトラック」というもので連想するのがキングダムハーツⅡの存在しなかった世界・記憶の摩天楼で横転しているトラックである。
 1のシークレットムービーから登場している象徴的なランドマークである例のビルが存在する記憶の摩天楼マップ。ゲーム中ではビルの左側を通って絶望を望む断崖へと進むわけだが、ビルの右側は謎のトラックが横転していて道を塞いでいるのである。後のシリーズ作(358、3D)で存在しなかった世界が登場する際にもこの記憶の摩天楼マップは登場しており、なおかつトラックも変わらず道を塞ぎ続けているのである。当然このトラックのオブジェクトはこのマップにしか存在していない。
 存在しなかった世界は1のシークレットムービーで初登場して以来、機関が拠点としている(していた)という以外不自然なほどどういう世界なのかという設定が開示されない謎の世界である。同じく現代的な町並みであるクアッドラトゥムと何か関係があるのか、このまま特に説明されないのかは謎である。もしかしたらあのトラックが重要な意味を持っているなんて展開になったりしないだろうか。

おわり