クリザリッドはトルネイドっての使ってくるよ

私とKOFとの初めての出会いはむつみ商店(仮名。生活用品とか駄菓子とか置いてるどうやって売上を上げてるのかわからない店)に置いてあった95を兄がやっているのを後ろで見ていた時だった。使用キャラはラルフとクラーク。筋肉ムキムキでカッコいいぞ。その後プレイステーションを買ってから比較的早いうちにPS版95で遊んでいた覚えがある。と言ってもPSを買ったのはFF7インターナショナルかドラゴンボールファイナルバウトと同時だったと思うので少なくとも97年10月以降だったが。その後に96、97、98を買って順不同でたくさん遊んでいた。

そして1999年、新作のKOF99が稼働する時期がやってくる。どうやら今回は主人公が京から交代し、話の雰囲気もガラリと変わるらしい。K'ってどんなキャラなんだろう?どんなストーリーなんだろう?京はどうなったの?オロチよりすごいボスなんて出せるのか?(オロチの全画面攻撃はとてつもないインパクトで当時の私に史上最強のラスボスという印象を植え付けていた)などと興味津々だったが、自分で外に出てプレイしに行こうとはしなかった。ヘカテー(仮名。学校の近くにある文房具屋で教科書の販売とか担当してる)の駐車スペースの隅に筐体が置いてあったからやろうと思えばやれたはずだが、当時の私にはゲーセン含む外でゲームをやるという発想がそもそもなく、格ゲーは家でやるものと認識していたのだ。ゲーセンがなんとなく怖いとか、赤の他人にプレイを見られるかもしれない状況でプレイしたくない、といった心理があったかもしれない。

なので、稼働当初からプレイしていた兄から色々な話を聞くことになる。曰く、

・K'はしゅっ→いまだ!って蹴り上げるやつを当てると色々追撃できる。いまだ!っていう昇龍で拾ってもいいし、シャラップで拾ってもいい。ゲージが溜まってたら終わりにするぜって炎持ってボガーンって突進するやつを狙うといい。

・マキシマはモンゴリアン!って特殊技がある

・京は柴舟みたいな前方にぴょんって飛んでパンチする技を覚えた

・真吾のストライカー技は突撃してやっちゃってください!って相手を掴んで動けなくするやつ←これでイメージした動作は馬乗りバルカンパンチ

などなど、どれも興味津々で早く遊びたい!(家庭用で)となる話ばかりだった。そしてボスキャラであるクリザリッドの情報。

・K'のクローン元だけど実はクローンらしい(?)

・トルネイドっていう脚から竜巻飛ばす技をすごい撃ってくる。これをガードすると相手のゲージがガーーーッって溜まる

・飛び込むと手のジェノサイドカッターみたいなやつで対空してくる

・超必殺技は見せてやる我が力をーって無式みたいな火柱上げてバッテンに斬るやつと画面端に運んでぶっ潰れろーーーってめちゃ殴るやつ。もう100ヒットくらいする。

などなど。ストーリー的にオロチよりは格下かもしれないがこいつは強そうだぞとまだ見ぬ強敵に襟を正したのだった。

そして稼働から数カ月後、ファミ通の新作発売スケジュール表に「⚫️ザ・キングオブファイターズ99」の文字を見つけた私は歓喜した。いよいよK'が動かせる!クリザリッドと戦える!それから発売に向けてK'を使いトルネイドやジェノサイドカッターみたいなやつを避けてしゅっ→いまだ!→終わりにするぜを叩き込むイメージトレーニングをしながら発売を待ちわびていたのだった。

そして購入してからは兄と二人でとにかく遊び倒した。ひたすら遊んだ。妙にロードが長いと感じたが当時はそういうものだと思っていたので特に気にならなかった(後にDC版をプレイしロードの短さに衝撃を受けることになる)総プレイ時間でいえば家にある格ゲーの中で一番多かったのではないだろうか。そんなこんなでKOF99は実に思い入れのあるタイトルである。なんかまたやりたくなってきたな。アケアカNEOGEOはあるけど99EVO版は今プレイする方法ないのかな?→PS2版ネスツ編に収録。PS2アーカイブスで配信 そうか…

ソニック・オストリーグ=知人

ロックマンX2のボスの一人ソニック・オストリーグは画面奥から走ってきて手前にジャンプして登場するというなかなかイカス演出でバトルに突入する。

youtu.be

96~97年あたりだったか、何度目かのX2をプレイをしている最中画面奥で疾走するオストリーグを見て当時の私はこう言ってはしゃいだ。

「あっ、知人だ!知人が走ってきた!」

・ち‐じん【知人】互いに知っている人。知り合い。

確かに彼とは何度も戦っているが向こうは別に私のことは知らないので決して知人ではない。ではなぜそんなことを言ったのかというとすごいよ!マサルさんの以下のページがきっかけである。

 

すごいよ!マサルさん第5巻63ページ コマンドー47 マサルと勉強パーティーより

そんなあやしい人間と友人だとは思われたくないのであくまで知人だと力強く宣言するというシーンだが、当時この話を読んだ私は「知人」という単語の意味が分からず、なんとなく「頭のおかしい人」という意味だと思ってしまった。そしてそのあと疾走するオストリーグを見てあっ知人だ!とはしゃいだわけだが別に頭がおかしい要素もないのになんでそんな思考に至ったのかは分からない。もしかしたら青春マスマティックスの爆走するマサルを連想したのかもしれないが真実は遠い記憶の彼方である。

おわり

 

 

 

ドラゴニックガンブラスターとアサルトオブザドレッドノートの語感が好きすぎる

ので全然関係ない単語を接続してしまうという話です

 

・ドラゴニックガンブラスター

ワイルドアームズ アドヴァンスドサードに登場するロンバルディアという乗り物ドラゴンの必殺技の名称である。このドラゴニックガンブラスターという技名がとにかくカッコいいし語感がいいしで頭にこびりついてしまったのだ。具体的にはカタカナ四文字のンで終わる言葉の後ろになんでもかんでもニックガンブラスターをつけたくなってしまうのだ。近年でいうとFGOのアヴァロン・ル・フェを読んでいる最中頭の中にモルガニックガンブラスターとオベロニックガンブラスターが絶え間なく飛び交って大変だった。

・アサルトオブザドレッドノート

キングダムハーツⅡに登場する最後のグミシップステージの名称である。アサルトとドレッドノートという勇ましい単語をオブザで繋いでいる勇まし度×2の超カッコよくてリズミカルな言葉だ。こちらは「アサルト」と「ドレッド」のどちらかが使われている言葉を見ると強制的にアサルトオブザドレッドノートに変化させてしまう症状だ。例えばアサルトリリィはアサルトオブザドレッドノートリリィだしメトロイドドレッドはメトロイドアサルトオブザドレッドノートになるのだ。

 

おわり

ゲーム等で全く関係ないものを関連付けてはしゃいでた話

なんでこれとこれを関連付けたのが全く分からない、誰かに話しても共感されようがないことについて書きたくなったので書く

 

・K'とソードボンバー

KOF99のK'の受け身ボイスの「やるじゃないか」だが、これをSO2のクロードのソードボンバーのボイス「ソォードボンバァー!」に合わせて「やっるーじゃないかぁー!」と叫んではしゃいでいた。時期が近かったからかな?

 

ロックマンの立ち大Kと穿弓腿

KOF99の拳崇の穿弓腿はアーケード版だと永久お手玉ができたらしい。当然家庭用では修正されていたので体験したことはなかった(火の玉の四コマか何かで存在を知った覚えがある)で、マーヴルバーサスカプコンクラッシュオブスーパーヒーローズEXエディションのロックマンの立ち大Kが逆立ちになって相手を蹴り上げるエリアル始動の技だったがこれを穿弓腿と同一視してトレーニングモードで別にコンボが繋がるわけでもないのに延々とお手玉して穿弓腿や!穿弓腿や!とはしゃいでいた。

 

・ゲームとゲームでもないけどE・フェンリル

椅子から立ち上がるときに「イィィィ・フェンリル!」と(頭の中で)言っていた。イーフェンリルとはゼノギアスのシタン先生の後期搭乗機体のE・フェンリルのことだ。正しくはイー・フェンリルじゃなくてエル・フェンリルである。詳しく言うと椅子に座っている状態からどっこいしょと立ち上がる動作を取る際、イィィィで下にタメてフェンリル!で立ち上がるのだ。なんでE・フェンリルを採用したのかは全く分からない。

 

皆さんにもなんでこれとこれを?と謎の関連付けを行った記憶の一つや二つあるのではないだろうか?SNSで共感を集めることが良しとされる昨今、このような全く共感されようがない話をもっと人類はするべきであるあるある(残響音含む)

全裸のデブオタアーカイブ

記憶からサルベージ

 

もし12人の全裸のデブオタが輪になって舞い降りてきたらどうしますか?

 デブオタ達はギラギラした目をしてギンギンに勃起しています

 どうしますか?

 

 

もし結婚式の最中にステンドグラスをぶち破って全裸のデブオタが登場したらどうしますか?

 そのデブオタは全身にガラスの破片が突き刺さりのたうち回っています

 どうしますか?

 

 

もし高速道路で全裸のデブオタが並走してきたらどうしますか?

 物凄い形相で糞尿を撒き散らしながらぴったりとくっついてきます

 どうしますか?

 

 

もし全裸のデブオタが「鳥になれば風になれば叶うのかな?」と
 目に涙を浮かべ問うてきたらどうしますか?なお貴方の背後には断崖絶壁があるものとします

 

 

もし桜舞い散る坂道で全裸のデブオタが「あんぱんっ」と叫んでいた場合
 どのように対処しますか?

 

 

もし仮面ライダーの第一話が「全裸!デブオタ男」だった場合

 どのようなストーリーになりますか?

 

 

もし死に装束を纏った全裸のデブオタが「手合わせ願おう」と

 月光だけが二人を照らすあの場所で勝負を挑んできたらどうしますか?

 

 

あなたは断崖絶壁に立っています

 ところへ、全裸のデブオタが一匹鼻を鳴らして来ました。あなたは持っていた通販スタンガンをデブオタの陰茎に当てました。デブオタは「のほげぇ~~~~」と叫びながら絶壁の下へ落ちていきました。あなたはほっとひと息ついているとまた一匹のデブオタが陰茎を擦りつけに来ました。あなたはやむをえずまたスタンガンを当てました。絶壁の下へ落ちていきました。この時あなたはふと気がついて向うを見ると、遥の青草原の尽きる辺から幾万匹か数え切れぬデブオタが、群をなして一直線に、この絶壁の上に立っているあなたを目懸けて全身から異臭を漂わせて向かってきます。どうしますか?

 

 

もしビッグサイトに26人の全裸のデブオタが集結したらどうしますか?
 登る朝日を背に悠然とこちらへ歩いてきます どうしますか?

Sound Horizonのコンサートが楽しいって話

先週からSound Horizon 7.5th or 8.5th Story Concert『絵馬に願ひを!』~大神再臨祭~が始まり私は13日と15日に行ったわけですがやっぱりRevoコンサートは楽しいなと再認識したわけです

特に何が一番楽しみかって本編が終わったあとのメンバー紹介なんですがなんでこんなに楽しいのかなと考えてみたんですがこう…人がいっぱいステージ乗ると…賑やかで楽しい…という実に素朴な結論に達しました

SHのコンサートはとにかく出演者が多くて(今回はボーカル、バンドメンバー、ダンサー、役者合わせておよそ50名)全員出てくるともうステージ上ギチギチになるのがお約束ですがその人数で本編のキャラを維持したまま何か喋ったりグラサンの人の話にリアクションしたり飛んだり跳ねたりしてと単純に賑やかで楽しいんですねこれが

余談ですがレーベルがポニーキャニオンに移ってからMCの類は基本的に映像ソフトに収録されなくなったのでなおさら目に焼き付けて記憶に留める必要が出てきたんですねこれが(ダメ元でアンケート書いておこう)

情報を追ってなくて絵馬に願ひを!という作品がどんなものなのか全然知らないという人もこの体験版其乃壱~其乃肆を見ればだいたいどういう感じなのか把握できると思います

7.5th or 8.5th Story BD『絵馬に願ひを!』(Full Edition)体験版【其乃壱】 - YouTube

7.5th or 8.5th Story BD『絵馬に願ひを!』(Full Edition)体験版【其乃弐】 - YouTube

7.5th or 8.5th Story BD『絵馬に願ひを!』(Full Edition)体験版【其乃参】 - YouTube

7.5th or 8.5th Story BD『絵馬に願ひを!』(Full Edition)体験版【其乃肆】 - YouTube

 

この楽曲の終わりで出てくる選択肢を会場でリアルタイム集計してその日のセットリストが決まるというだいぶ珍しいことをやっています

何が言いたいかというと最終日6/2以外はまだ一般席チケットが残ってるのでちょっと風変わりな形式の舞台やミュージカルを観る感覚で遊びに来ませんかということですチケットはちょっとお高いですが

とりあえず4/22、4/23の大宮ソニックシティお暇ならぜひどうぞ

https://shaxvanniv.ponycanyon.co.jp/news/post/1312

 

 

キノコを食べると大きくなる~最古の記憶と物心~

「物心がつく」を人生で最古の記憶を保持している時期のことだとなんとなく考えてたけどこれであってるんだっけ?→検索

ものごころ【物心】 が 付(つ)く
世の中の物事がわかる年頃になる。幼年期を過ぎる。ものごころづく。
出典 精選版 日本国語大辞典

いいのか?いいか

 

私の物心がついた年齢はおそらく5歳で、理由は「自分は5歳である」「今は199X年だ」という意識を持っていた覚えがあるからだ。5歳からの記憶はところどころ覚えているが4歳以下の記憶は全く無いのは確かだ。

そしてその時の記憶で今でもはっきり覚えているのが親に「キノコを食べると背が伸びるの?」と質問したことだ。これはもちろんスーパーマリオから連想した疑問で、物心がつくかつかないかの時期からプレイしていたことになるだろう。記憶している限りでは初めて遊ぶゲームに操作がおぼつかず最初のクリボーで死ぬ、という記憶はなく、5歳の私にとってすでにマリオは馴染み深いものだったようだ。ちなみにキノコについての回答は「そうだね、いっぱい食べると大きくなれるよ」というようなものだった気がする。余談だが当時の私はファイアマリオを「おかあさんマリオ」と呼んでいたのを覚えている。ファイアマリオの白いカラーリングがエプロンを着ているように見えたためだろう。

私には5歳上の兄がいて、気がつけばファミコンスーパーファミコンがそこにあった。それで物心のつかない時からスーパーマリオを遊んでいたということなのだろう。他にもマリオ3はもちろん白いカセットのドラえもんロックマンやマリオワールドなど色々なアクションゲームをやったり兄がプレイするFFDQ等のRPGグラディウス等のSTG等を見ていたりなど様々なゲームを体験していた。この、上に兄・姉がいるか、親がゲーム好きかなどでゲームの経験に大きく差が出るのはよくあることだ。これも一種の文化資本といえるだろうか。

そして月日は過ぎてヨッシーアイランドが発売されるが、この頃になるとかなり意識ははっきりしていたように思う。コンピューターグラフィックスドローイングを推すCMも覚えているし、SELECT+XXYBAパンパパパパパパーンを発見して歓喜したのも覚えているし、画面手前に迫りくるビッグクッパに心臓が破裂しそうになりながらもなんとかクリアしおかあさん!クッパ倒した!と報告しに行ったのも覚えている。

大人になると小さい子供はほとんど制御不可能な動物のような印象を持ってしまうが、小さかろうと子供は子供なりにしっかりした自意識を持っているのだということを忘れてはいけないとこの頃の記憶を思い出すたびに考えるのだった。